●『行ってきます。』高柳将太
準備は整った。
いや、周りの方の援護があり、準備が整う事ができた。
今の俺の気持ち?
複雑ですよ。
寂しいですよ。
名古屋から離れたくないですよ…。
素晴らしい仲間と、
素晴らしい時間を作った8か月間。
色んな事がありました。
東京の家を手放した時
「俺は東京で何をしたのだろう。」
成果のなかった二年間にダメ出し。
そして名古屋に帰り、
手術。
「こんな痛い思いをしてまで俺は何やってんだろう。」
その頃の手持ち。
20円。
母にお金を貰ってタバコを買い、
あたかも自分で買いましたとゆう顔をしながら友達の前で吸っていた。
そんな自分を褒められる訳ない。
人の力を借りずにやってこう!
そんなポリシーはなくなっていた。
そんなポリシーは持てなかった。
昔はあったのになー。
過去の自分に自慢できない今を過ごすのは苦痛でしかなかった。
そんな俺を復活させてくれたのは、
身内、友達以外何者でもない。
「将太ならできるよ!!」
「東京行って成長したな!!」
「将太がいると場が和むよ!!」
「将太が売れたら車買ってくれ!!」
一言一言が軽く受け取れなく、
本気で期待に応えたくなった。
そしてブログを始めた。
仕事も探しまくって、毎日働いた。
本物の思いやりを本気で感じる事ができ、
「前しか向かねー。」
そう思える事ができた。
やることが一つに絞られてくるとその分犠牲ができる。
友達のおかげで立ち直れたのに、
友達の誘いも断り働きまくった。
とにかく金。
2月から5月まで働き、毎月ほぼ30以上は貰っていたが、
東京で作った赤字を戻す毎日。
貯まらねー。
東京行けねー。
また凹む。
やんまーに「凹んでる場合じゃないでしょ!」
立ち直る。
今まで以上に働く。
そこで新たな仲間に出会う。
出会った事のない人種に出会う。
また褒められる。
俺はスーパースターになれる!
と、いい勘違いをする。
波に乗り出し、
今度こそ準備は整った。
壮絶な8か月だったな。
みんなにしてもらった事を俺はみんなに出来ていないけど、
ありがとう。
ごめんなさいのが強いけどやっぱ感謝したいな。
人間なんて弱いもんです。
一人ならね。
強い奴は強くねー。
弱さが見えるから周りが助けて強くなるんだよ。
引っ越し当日。
複雑な気持ちで荷物を整理してました。
「もうみんなと会えないんだな。会えてない人もいるし、やれてない事も沢山あるし。。」
キクンニとひでが引っ越しの手伝いをしてくれる事になりました。
東京まで来てくれるのです!
13日の夜、トラックに荷物を積み込み
14日の夜中に名古屋を出るスケジュール。
楽しかった名古屋を出るまで残り三時間。
キクンニとヒデと飯を食いに行き、
その後コンビニへ向かった。
車を降り、ヒデが言う。
「将太、俺ラルクのCD欲しいから向かいのTSUTAYA行こうぜ!」
「んじゃお前TSUTAYA行けよ。俺その間にコンビニ行ってくるから。」
やけにテンパりながらヒデが
「コンビニ後でいいじゃん!TSUTAYA行こうよ!」
なんだこいつ。急に寂しがり屋になりやがって。

